気づきがいくつかあったので雑に書いていきます
話の向いてる方向が定まってると読んでて気持ちいいんだよな
自分が何を読まされてるのかわかるのってマジで大事
細かいネタをとっても、遊園地というロケーションで壊れたメリーゴーランド(フィギュアの回転ジャンプとかけた回るもの)、はしゃいで走って転ぶ子供、イルカのぬいぐるみ、と小物を3つも出してるの地味にすごい
全然主題じゃないしなくても成立するのに
あと、視野の広さにも繋がるのかもだけど、いるかの不幸でチャンスを得る人間がいることにまで言及してそれが引きの一つになってたり
とにかく話の繋げ方が自然ですごい
これまでの話が全部このためだったんじゃないかと思うくらい
少年漫画的な考えだと、司の夢を語って終わりで全然OKだと思うんだけど、この話があると問題の発生と収束に対する説得力が違うよなぁ
大人と子供が接することの難しさがテーマの一つなのはわかるんだけども、やっぱスポーツ漫画って、派手な分競技色が強くなっていく思います
それでも連載も長くなってきたこのタイミングでまだこんなにちゃんと細かい描写できるのはすごい
期間を明けての執筆ならともかく、月刊だからなぁ(先月内容がおまけだったってこともあるんだろうか)
週刊よりは緩いにしても、限られた時間で適切な内容をここまで詰め込めるのは本当にプロの技だなと思う
いのりとのすれ違いのシーンってもっと重くなるよな普通
ストレスフルな展開になってもおかしくないのに、1番ストレスかかるであろういのりがキレるシーン周りが完全にギャグ
キャラの感情(キレられたいのりや、すれ違いに傷つく司)ではなくて、第三者の目線からみた時の演出になってるなと思いました
冷静じゃない人間の突飛な発言や行動を冷静にみた時って、正直面白いんだよな(一応冷静な視点を司が持ってるから司視点と言えばそうではあるんだけど、デフォルメとかそういうのは完全に司の気持ちを演出してはないと思う。作者の人そこまで考えてないよパターンな気もするけど、そんなこと言ったら漫画読むの楽しくないので受け付けないものとします)
1話だと、スケートリンクに忍び込むいのりを咎める司の行動原理をギャグ調で描いたりしてましたが(貧乏時代の思い出から私怨が入ってるってやつ)、あれとかも「大の大人が情けない」って第三者視点(つまりは読者)の冷静な視点から見ると滑稽だよなってことを分かった上でギャグ調にしてるわけで
と、雑感想なのをいいことに思いつきを書き殴りましたが、重くなりすぎない背景にはこういう理屈がある気がしてきました
他の漫画も読んではいるし(たぶんやりはしないけど)
一年ぶりくらいの雑感想でしたが、Twitterに呟くか悩んだ感想はガンガンこうしてあげていけたらなと思います
ではまたどこかで
—追記—
そもそもこういうストレスかかる話を月跨がず1ヶ月でやりから判断が今の売れっ子作家としてバランス感覚が凄まじい気がする
アニメで読者が増えるタイミングだったし余計に
最近の漫画読者はストレスフルな展開に耐性がない気がしてて、例えばジャンプでやってた白卓って漫画は悪いやつが特に制裁を下さらずに話が終わってすごい炎上してそのまま打ち切られたし(これだけが原因じゃないとは思うけど。僕は好きだったんだけどなぁ…)
普通に完成度高かった
レジリエンスというワードを序盤に出して、いるかの故障といのりの冷たい気持ち、複数の問題を提示して解決する流れがマジで綺麗話の向いてる方向が定まってると読んでて気持ちいいんだよな
自分が何を読まされてるのかわかるのってマジで大事
細かいネタをとっても、遊園地というロケーションで壊れたメリーゴーランド(フィギュアの回転ジャンプとかけた回るもの)、はしゃいで走って転ぶ子供、イルカのぬいぐるみ、と小物を3つも出してるの地味にすごい
全然主題じゃないしなくても成立するのに
あと、視野の広さにも繋がるのかもだけど、いるかの不幸でチャンスを得る人間がいることにまで言及してそれが引きの一つになってたり
とにかく話の繋げ方が自然ですごい
これまでの話が全部このためだったんじゃないかと思うくらい
視野の広さ
司とゴリ先生の大人としての子供との接し方の話、こんな話描こうとしてないと絶対描けないなーと思った少年漫画的な考えだと、司の夢を語って終わりで全然OKだと思うんだけど、この話があると問題の発生と収束に対する説得力が違うよなぁ
大人と子供が接することの難しさがテーマの一つなのはわかるんだけども、やっぱスポーツ漫画って、派手な分競技色が強くなっていく思います
それでも連載も長くなってきたこのタイミングでまだこんなにちゃんと細かい描写できるのはすごい
期間を明けての執筆ならともかく、月刊だからなぁ(先月内容がおまけだったってこともあるんだろうか)
週刊よりは緩いにしても、限られた時間で適切な内容をここまで詰め込めるのは本当にプロの技だなと思う
重い話なのにあんまり重くない
1話を読んだ時点で漫画家志望の後輩が言ってた感想がこんな感じで、その時僕は「ほえー確かに、そういう視点もあるんか」という程度にしか理解してなかったんですが、今週はそれを読んでて感じたいのりとのすれ違いのシーンってもっと重くなるよな普通
ストレスフルな展開になってもおかしくないのに、1番ストレスかかるであろういのりがキレるシーン周りが完全にギャグ
キャラの感情(キレられたいのりや、すれ違いに傷つく司)ではなくて、第三者の目線からみた時の演出になってるなと思いました
冷静じゃない人間の突飛な発言や行動を冷静にみた時って、正直面白いんだよな(一応冷静な視点を司が持ってるから司視点と言えばそうではあるんだけど、デフォルメとかそういうのは完全に司の気持ちを演出してはないと思う。作者の人そこまで考えてないよパターンな気もするけど、そんなこと言ったら漫画読むの楽しくないので受け付けないものとします)
1話だと、スケートリンクに忍び込むいのりを咎める司の行動原理をギャグ調で描いたりしてましたが(貧乏時代の思い出から私怨が入ってるってやつ)、あれとかも「大の大人が情けない」って第三者視点(つまりは読者)の冷静な視点から見ると滑稽だよなってことを分かった上でギャグ調にしてるわけで
と、雑感想なのをいいことに思いつきを書き殴りましたが、重くなりすぎない背景にはこういう理屈がある気がしてきました
後書き
アフタヌーン感想記事を書くべきなんじゃないかと思うくらいには最近メダリストがおもろい他の漫画も読んではいるし(たぶんやりはしないけど)
一年ぶりくらいの雑感想でしたが、Twitterに呟くか悩んだ感想はガンガンこうしてあげていけたらなと思います
ではまたどこかで
—追記—
そもそもこういうストレスかかる話を月跨がず1ヶ月でやりから判断が今の売れっ子作家としてバランス感覚が凄まじい気がする
アニメで読者が増えるタイミングだったし余計に
最近の漫画読者はストレスフルな展開に耐性がない気がしてて、例えばジャンプでやってた白卓って漫画は悪いやつが特に制裁を下さらずに話が終わってすごい炎上してそのまま打ち切られたし(これだけが原因じゃないとは思うけど。僕は好きだったんだけどなぁ…)
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