ヤブキモオタ日記

ヤブキのオタク趣味日記 ジャンプメインで、たまに映画やアニメ、読んだ漫画の感想を書きます

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ども
年末いかがお過ごしでしょうか

私は年末実家に帰って、家族と過ごす…と見せかけて実家で契約してるネトフリで「チ。」を見て過ごしています

そんなわけで、まだ更新される余地があるかもしれないですが、今年触れたコンテンツBest3を発表していこうかと思います
これ、ネットの友人の会社でやってたのを良いなーと思って真似してます


ちなみにコンテンツはなんでもOK
漫画アニメに限らず、ゲームでもイベントでも
また、公開時期がいつであれ、自分が触れたのが今年であれば「今年触れたコンテンツ」としてOKとします

最近リア友にも聞き回ってるくらいには他の人のBest3も知りたいので、ぜひこのブログのコメントなどで教えてもらえると嬉しいです
ではいきましょう


3位

劇場版ハイキュー ゴミ捨て場の決戦

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年始に公開した本作が、今年の有馬記念のダノンデサイルみたいな感じで逃げねばって3着確保

これに関しては別の記事でも感想書いた通りで良かったんですけど、ちょっと他と違う選考基準になってます

というのも
今回、4位以下として紹介してる作品も含めて、今から見直せと言われたら喜んで見直すな、と思えたものだけを選出してますが、ハイキューはその点ちょっと微妙
全編通して面白くはあったけど、この作品で見直したいのってやっぱラストのワンラリーなんですよ
そこが200点で、その他のシーンは90点くらいの印象(80点でおもろい、100点で2回見てもおもろい、それ以上は気持ちの問題で200点までって感じで思ってください)
ただそれでも200点!って気持ちになれるのはすごいので3位です


てなわけでやっと本編の感想
原作で1番好きなエピソードの映画化だし、映像的にもクオリティ高くてずっと満足でした

本編ではキャラクターの回想を織り交ぜながら、バレーボールにかける思いと春高のコートに立つ今の価値が描かれており、感情移入もガッツリしながら見てたんですが
唯一惜しかったのが「あー、でもこれが映画である以上結局キャラの気持ちって俯瞰した視点からしか見れないんだよな〜」と思っちゃうところ…
と思ってたところでラストラリーの映像が始まり本当に感動しました
僕ら観客をコートの外に置いてけぼりにしないぞという粋な演出でしたね
試合が終わった時の研磨の気持ちに完全にシンクロできました

今年ど頭から最高の体験でした

2位

ロードオブザリング

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これもすごかった
3本あるので、個人的に1番良かった二つの塔のポスターを選択

正直ストーリーに関しては至極シンプルだし、キャラの行動や心理の根底にある設定などが描かれてなさすぎて、僕的にはあんまり高く評価はしてません
ただ、欲望と使命、友情に揺れる人間らしいキャラクター描写はずっと面白かったし
何より圧倒的な世界観でやられました
原作が後世のハイファンタジー作品に多大な影響を与えたことに納得せざるを得ないスケール感
原作の膨大な設定量を映画で全て説明はされてないと思いますが、それを推し量ることができるような画面作りがされてたと思いますし(実際食器一つ一つからトロルの血まで職人がこだわって作ってるらしい)、それだけで「早く次の映像が見たい」と思わせる力がありました
エクステンデッド版(劇場ではカットされた映像も全部入ったバージョン)を見たので合計10時間以上映画館で座らされてたんですが、体感時間は本当に半分くらいでした


エルフ、ドワーフといった今では当たり前のように使われている種族設定の原点の作品ですが
この有名どころ以外にも、土地ごとに視聴者をワクワクさせてくれる種族や怪物が生息していて、冒険の面白さも抜群

怪物?の中でも1番好きだったのはゴラムです
怪物どころか、この作品通して1番嫌いで1番好きなキャラと言って過言ではないです
戦闘力は低くて、主人公に付き纏うだけの気持ち悪い小人(ハリポタのドビーのめちゃくちゃ悪意がある版みたいな感じ)で、人として良いところなんかほぼないんですが
作品通して人間の高潔さと醜さの対比はずっと行われてて、ゴラムはその醜さが勝ってしまった人間を描くための役割を一身に担ってたのではないかと思います
その見た目も中身も最悪に醜いところと、弱いながらに望みを勝ち取ろうと悪知恵を働かす(主人公とは真逆の方向を向いてはいるものの)人間の強さを感じる様子は見てて飽きませんでした


また、個人的に戦記モノがめちゃくちゃ好きなんですが
二つの塔以降はそういった要素もかなり強くてそこも面白かった

戦争描写で特に感動したのは、ヘルム渓谷でサルマン率いる軍勢を迎え撃つシーン
戦いの火蓋が切って落とされるまでの数分間ですね
ゲームオブスローンズでホワイトウォーカーとの戦いの直前がめちゃ好きだったんですけど、おそらくロードオブザリングのこのシーンを参考にしたんだろうなって思いました
たくさんの人間が溢れかえってる砦が静まりかえっている様子から、兵士一人一人の緊張や思いが伝わってくるようで、見ててこちらも緊張してしまいました
そんな中一人お気楽なドワーフのギムリがまた面白くて、そこもすごく良かった


書き始めるとキリがないですが、一旦こんなもんで
こんな世界を僕も作ってみたいと思わせてくれる最高の作品でした


惜しくも4位以下のもの

1位の前に、入選させたかったけど惜しくも4位以下になってしまったものを紹介していきます
気持ち的に1位、2位は揺るがないんですけど、3位と4位以下はどれも差がないくらいの気持ちです

それでは五十音順で紹介していきます

カグラバチ

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多分今年1番人に勧めた作品
ネクストブレイクが確約された作品ですね
画像は今年発売された中で1番カッコよかった4巻をチョイス

1話はジャンプラはもちろん、Twitterでも公式が投下してくれてるので是非読んでほしいです

海外から見たちょっと間違った日本をイメージしたような、銃社会ならぬ刀社会の日本を舞台に
日本一の刀匠が打った6本の妖刀を取り返すべく、その刀匠の息子が7本目の妖刀を手に振るう復讐劇
とにかく演出力が高くて、妖刀のかっこよさはもちろん、殺陣の構図がどれも抜群にかっこいい
かっこいいものをちっさく描けるのがカグラバチの良さだなーと思います

絵と設定だけの漫画じゃなくてストーリーもちゃんと面白くて、主人公の復讐の動機については1話、2話で100%感情移入できるようになってるし、2巻ラストの双城戦ではこうして漫画読んで感想を語り合うのが趣味の僕らも当事者になりうるテーマを読ませられます

今年は勾罪のお披露目、飛宗の抜刀には痺れました

最近ジャンプで始まった漫画の中で文句なしに1番面白いので、まだの人は是非


残穢

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前提として僕はホラーが嫌いなので見たくなかったんですが、十二国記のアニメが面白くて、同じ原作の本作を仕方なく見ました

まあ面白かった
本当に映画の初めから終わりまで、全てが繋がっていく構成の上手さ、どんどん謎が解けては次の謎が増えていくワクワク感
話がつながっているからこそ、キャラと一緒に謎を解いていってしまえるところも最高でした

あと、やっぱホラーといえば演出で、1番衝撃だったのは、電話をしている女性が席を立って、部屋に残された椅子だけを写し続けるシーンで鳥肌を立たされたこと
怖いものなんか一つも映ってないのに、前後の文脈だけでこんなに怖くなれるんだって衝撃がありました

サブタイの「住んではいけない部屋」のおもんなさそう感に負けずに是非見てほしいです

サンダーボルトファンタジー

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我らが虚淵玄原作の布袋人形劇
来年の劇場版で完結するというだけあって、クライマックスもクライマックス
その4期が面白すぎて名前上げちゃいました

これは多分見たことない人多いと思うんですが、1期はそれだけで完結した一つの話になってるし、2期以降も章ごとにまとまってるので一つずつ気が向いた時にでも見てほしいです


初めからどこまで構想してたのかわからないんですけど、かなり行き当たりばったりで作ってるんじゃないかと思うようなライブ感を感じる作品です
ちゃんとシーズンを跨ぐ伏線はあるけど、キャラクターをたくさん配置してその場その場で1番面白そうなことしようって感じで

そういう意味で特に4期で面白かったのが天工詭匠vs鬼奪天工のカラクリ対決
「いやこれカラクリだから!」という言い訳で世界観に似つかわしくないものを出しまくってて、やりたい放題のライブ感がたまらなかった

キービジュアルの真ん中上に位置する浪巫謠を取り巻く話が悪い方はどんどん進行していった4期だったけど、その右にいる本作の主人公凜雪鴉、何より左側のもう一人の主人公殤不患が劇場ではなんとかしてくれるだろうという期待感がたまらなかったです
1期の頃は全くわからなかった殤不患を取り巻く物語がだんだんわかってきて、4期でついに過去の因縁が今のものになった感覚があってそういう意味でも続きが楽しみ

ファイナルを見たらランクインもあり得たかもだけど、一旦は次点止まりということで

仏教


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はい、ここまで「作品」という言葉をあまり使わず、あえて「コンテンツ」とした理由はこれですね
今年は仏教系の展示に行きまくりました
決して変な新興宗教にハマったとかではありません
仏教の教えではなく、世界観とか、宗教画というものの作りについて学がなかったもので、すごく新鮮で面白か感じたという話です

ポスターは今年行った一本目の展示です
他にも「空海」「醍醐寺国宝展」「眷属」「法然と極楽浄土」などに行ってきました

ネタ抜きに上記の作品と並んで今年ハマったコンテンツの一つです
そもそも、アニメや漫画って宗教の背景にあるストーリーと近いものなわけで

たとえば正義とは何かを人に説く時に、概念を説明するよりも、人々を苦しめる魔王と、それを倒すため立ち上がる勇者の話をした方が(時間はかかったとしても)誰にでも伝わりやすいですからね
背景ストーリーの例に魔王と勇者を出したのも極端でもなんでもなく、仏教も「大日如来は宇宙の真理」とか、「56億7千万年の涅槃に入った」みたいなこと平気で言い出すので、とにかく刺激的で飽きなかったです

そういう意味で、宗教画というものはわかりやすさが第一で、基本的に文字が読めない人のためのものだということを前提に見ると、仏教に登場する仏や高僧がキャラクターとしてアイコニックに描かれていることがわかります
こういう発見があると楽しいですよね、展示って
法然と極楽浄土の展示では、どの絵でも法然が同じポーズをしてるので、展示会中さながらウォーリーをさがせのように法然探しをして遊んでました
また、文脈がある程度わかると街中で見かける仏閣の見え方が変わるのも面白かった
これは見たものの意味がわかるようになったというよりは、とっかかりができたから、街中で見かけたものの分わからない部分に気づいて調べれるようになったのが大きいかも


はい、まあそんな感じで
まだまだにわかなので来年も勉強しつつ、他の宗教の展示とかもいってみたいなーと思うくらいには面白かったです

余談ですが、今年の展示会でいくと「古代メキシコ展」とか「吟遊詩人の世界」も面白かったです
宗教とか文化みたいな、文脈のある展示はやっぱり面白い

1位

響け!ユーフォニアム

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姑息にも1位発表を焦らすテレビみたいなやり口をとってしまいましたが…お待たせしました
映えある第1位は「響け!ユーフォニアム3」です

理由ははっきりしてて、今年唯一見てて涙を流したコンテンツだからです

ポスターもたくさん種類があったんですが、主人公の久美子が写ったものをチョイス
「私、北宇治が好き」の一言がいいですね

原作改変がXのトレンド入りしたように、原作とは異なる最期を迎えた本作でしたが、大きくは炎上してなかった印象です
それくらい面白かったし、前のシーズンからこのラストに向けた伏線は張られていたからこその納得感もあったと思います
オープニングが「後悔も喜びも全部歌になれ」という歌詞から始まるんですが、改変されたシーンで久美子と麗奈が下した決断も、それを踏まえた最後のコンクールの合奏も、歌詞と重なって涙が止まりませんでした

この歳になるとなかなか作品に感情移入し切って泣けることってなくて、こういう感想を書くため…とは言わないものの、作品として良さを言語化するためにメタ的な視点で見てしまうことが多いです
けどこの作品でボロボロ泣けるのって、キャラクターの心理描写とかじゃ無くて、作品を通した「北宇治高校吹奏楽部」の実在性から、作品に没入できたからだと思います
その工夫はたくさんあると思いますが、特筆すべきだなと思うのは、モブ部員の描き方
この作品はモブ部員の一人一人に名前や趣味が設定されているだけでなく、各キャラの書いた文字を担当するスタッフがいて、どんなモブキャラであろうと筆跡すら書き分けられているという徹底ぶり
そういう細かいところで感動するわけじゃないけども、主人公のための吹奏楽部ではなく、吹奏楽部にいる主人公であるという確かな説得力が作品に没入できる要因になっていたと思います
モブキャラと表現しましたが、モブキャラがいないとすら思える作品なんですよね

このような作り込みや聖地巡礼に行ったことも手伝ってか、ここで挙げた作品どころか、僕がこれまで見てきた全作品通してもトップクラスのキャラクターの実在感をユーフォには感じています
そんなキャラクターたちともう会えないという喪失感は一層大きいものだったように思います

作品の背景にも触れていくと、この作品は1期がもう9年も前に放送されていて
3期のラストシーンでは久美子の年齢が1期の頃を基準に現代(2024年)におおよそ追いつきます
キャラクターの成長した姿をラストでチラ見せするのってまあありがちですけど、積み重ねた年月も手伝って深く心に刺さるラストシーンになってたと思います


そんなわけで、響け!ユーフォニアム3が文句なしの1位でした
実はこれを見るにあたって、一年生編、二年生編や、シリーズ通して1番泣いた「リズと青い鳥」や、本当にモブキャラを一人も作らないという気概を感じる「アンサンブルコンテスト」を全部見直しているので、それぞれについても語りたいですが
今回は一応「今年初めて触れたもの」を選考してるので今回は割愛

簡単にであれば案内するので、是非全編見て一緒に聖地巡礼しましょう

後書き

以上、今年触れたコンテンツBest3でした
もっと簡単に済ませようかなとも思いましたが、いざ書き始めると全部好きな作品なこともあり、手が止まりませんね

来年もやるかは不明ですが、いざやるってなった時に一年で何に触れたか思い出せるよう、来年もブログの更新はジャンプの感想以外もちょいちょい続けていこうと思います(もしくはジャンプ感想の後書きに引っ付けます)

それではみなさん、良いお年を!
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