ヤブキモオタ日記

ヤブキのオタク趣味日記 ジャンプメインで、たまに映画やアニメ、読んだ漫画の感想を書きます

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呪術廻戦 渋谷事変編
ついに始まりましたね

長いシリーズなので、単行本のサブタイトルを借りて開門編(獄門疆が開くまで)を区切りとしてまとめてみます

相変わらずアニメ勢向け&アニメのスクショが撮れない問題が発生したため基本画像なしですが、早速感想と解説をしていきます

※注意
前回に引き続き
解説とは具体的に、単行本の合間に挟まれた設定の補足や、各所インタビューの内容、注目すべき伏線についてです
伏線に関しては、原作がジャンプに載った当時にTwitterやスレで見かけた考察や疑問などをベースに書くのでネタバレにはならない程度のものだと思ってくれてOKです
あと、独断と偏見で原作で後々語られる設定とかも解説してます
あくまでこれはわかってた方が面白いかなって物だけ選んで、物語の面白さを損ねるようなことはしないように気をつけてるつもりですのでご了承を

30話 そういうこと

感想

まず公開されたOPに震えました
その日のうちに20回は見直したでしょう

OPは全編が終わってから別途触れるかと思いますが、手だけを映す描写とか、黒と赤を基調にした色彩がカッコ良すぎました

本編はというと、1話にも満たないページ数にも関わらず評価の高かった小沢回をやりつつ、メカ丸vs真人の宵祭り編がスタート

小沢の方は、個人的にはセリフだけを読ませる演出になってる原作の方が好みではあるんだけど、それはそれとしてクオリティ高くて安心

それより何よりメカ丸の大祓砲-ウルトラキャノン-発射がカッコいいのと三輪が可愛かった
三輪はPVでもOPでも優遇されてるよな

解説

佐藤黒呼

小沢を見た野薔薇がぽろっと漏らしたこの名前
正体は幽☆遊☆白書のキャラクターです

小沢よろしく、中学時代太ってたのが体重変わらず身長だけ爆伸びしてスレンダーな美人になった設定のキャラ
初代霊界探偵という、知名度の割に意外といいポジション

未成年が行っちゃダメなところに行ってる虎杖

アニメではカットされるかな〜とか思ってましたが
バッチリ行ってましたね、パチンコ

このシーン、原作では編集にはダメって言われたらしいけど、無視してそのまま描いたらしいです
なんでも、虎杖というキャラを芥見先生自身は苦手に思ってるらしいんですが、こういう俗なところが唯一作者とキャラを繋げてくれてるところなんだとか
…実際は作者がパチンコ好きなだけやろと思ってます

メカ丸

巨大メカ丸の愛称
一瞬しか映らなかったけど、「究極メカ丸絶対形態-アルティメットメカ丸モードアブソリュート-
”装甲傀儡究極メカ丸試作0号”」です
天与呪縛で縛られた年月分の呪力を解放して一時的にめちゃ強くなってます

次の話の技もまとめて、使用した技は
「大祓砲-ウルトラキャノン-」
「二重大祓砲-ミラクルキャノン-」
「追尾弾 五重奏-ビジョン ヴィオラ-」
メカ丸の技名コッテコテで好きなんすよね〜


ミッターマイヤー

三輪が小学生の頃にプロフィール帳に好きな異性のタイプとして書いたらしいこの人物
これは銀河英雄伝説のキャラクター、ウォルフガング•ミッターマイヤーのことでしょう

その神速の艦隊運用能力から「疾風ウォルフ(ウォルフ•デア•シュトルム)」の異名を欲しいままにする、銀河帝国が誇る名将です
だから「足早そう」って言われてるんですね

旧作アニメは本伝だけで全110話の超大作ですが、僕が社畜をしながら2ヶ月で見終えてしまうくらい面白かったのでおすすめです

ていうか、小学生女子が銀英伝好きってどういう教育してんだよ三輪家…
まあ百歩譲って三輪が異常だとしても、即レスできる真依もなんなんだよ

31話 宵祭り

感想

原作の頃からエヴァ丸とか言われてたけど、アクションもめちゃくちゃエヴァオマージュで笑った
あとやっぱり原作よりも一期よりも三輪が可愛く描かれてるなぁ

そしていよいよ渋谷事変が本格的にスタート
事実と状況を淡々と説明していく緊張感が、実際に知ってる場所を舞台にすることでより増してて改めて良いなと感じました
「東急百貨店東急東横店」みたいなワード、普通のバトル漫画では出てこないし、なんかニュースとか見てる感覚になります
同時に、この場所の説明って、確実に何十年後かには訳わかんなくなってますよね
それこそ東急だって潰れてるかもだし
だからこそのこの、”今”起こっている事件という臨場感は唯一無二だと思います

陽キャがトラックひっくり返したりとか、ハロウィンらしいああいう描写は原作にはなかったけど
先述の原作の良さを意識してアニメでは入れてくれたのかなと

解説

簡易領域

過去に17話の解説でも簡易領域について説明しましたが
その際に白々しく、「領域展開の術式中和効果を簡易領域が再現しているかは、術式を持たない真希と虎杖にしか使ってない不明」と説明していました

結果は見ての通り、術式中和効果も再現されています

おさらいですが、領域展開の効果は
付与した術式の必中効果
環境要因によるステータス上昇効果
相手の術式の中和効果
ですね

ナレーション

一期の頃はできるだけキャラのセリフとして消化し、できないところはカットされていたナレーションが渋谷事変では改めて追加されました

ナレーションカットは作者の希望で、自分自身ナレーションの演出が好きではないので、アニメではなるだけナレーションを使わないでくれないか、と意見していたようです

特別一級術式

禪院直毘人の肩書きがこれでしたね
特別一級は、「御三家の高専が認定する一級相当の術師」に対して与えられる肩書きです

一級<特別一級というわけではないです

五条や加茂が高専に通ってましたが実は少数派で、御三家の呪術師は基本家庭内で教育、依頼を受けるので、高専から等級がもらえないんですね
渋谷事変のように急遽高専からの依頼を受けることもあるので、そういう時のための肩書きみたいです

かんぷら煮

芋の煮っ転がしみたいなもんです
味噌かんぷらってのが福島県の郷土料理であるみたいなんで、また東北ネタです

アッガイ

ガンダムシリーズに出てくるモビルスーツ
ガンダムにわかなのであんま言えることありませんが、伏黒はこういうのやらなさそうに見えるので五条が買ってきて飽きたのを作らされてそう…

32話 渋谷事変

感想

話の順番が入れ替わってる!
原作では虎杖と五条の戦いが交互に描かれ同時進行感を楽しむことができましたが
アニメでは趣向を変えて一気に見せる方向性にシフトしたっぽいですね

実はこの後の原作も時系列よりもこうやってまとめて一つの戦いを見せることを優先した演出が多くなるので、今後の魅せ方と合わせたのかも


アクションがのっぺりしてるシーンがあったり、一般人の首ちょんぱが軒並みなくなったのもあり、今後グロ描写がどうなるかはちょっと不安ですが、全体的には今回もクオリティは良好
蝗GUYが驚くシーンがめちゃ長くて笑った

解説

時系列と位置関係

なんとアニメ公式が情報を整理してくれてます
https://jujutsukaisen.jp/shibuyaincidentnow/index.php

これを見てぜひ作品に没入してください

東京にお住まいの方はこれを見ながらの聖地巡礼もぜひ

あと今URLを見て知りましたが、英語版では「渋谷事変=Shibuya incident」なんですね

事変の意味

あんまり本編と関係ないけど一応解説

歴史の授業を思い出すと
承久の乱、大坂の陣、本能寺の変、満州事変、日清戦争
と、戦争の末尾にはモノによってそれぞれ異なる語句がついてます
違うということは微妙に意味が違うわけですね

今回は事変の意味だけ解説しますが
事変は「宣戦布告なしに開始された戦争」や「警察の手に負えないレベルに拡大した混乱」を指すらしいです
今回は後者の意味っぽいですね

ちなみに、昔「事変は体勢側が敗北した戦争につけられる名称だから、渋谷事変という名前は五条の敗北やこの後の結末をすでに示唆している」という意見を見たことがありますが
それは「変」の話で「事変」の話ではないので誤りっぽいです

蝗GUY

バッタ呪霊の名前
真人がつけたんですが、連載当時「ネーミングセンスがボーボボ」と言われてました

ちなみに蝗GUYの等級は二級ですが、強さは準一級かそれ以上
呪霊の二級と準一級には明確な差があり、それは「術式を使用すること」

憂憂

冥冥の実弟
なぜかめちゃめちゃ姉の信者

渋谷にきてる術師は一級以上か、一級審査中のメンツばかり
憂憂は高専の学生ではないの等級はないけど、其れ相応だから連れてこられてると見ていいでしょう

領域展延

漏瑚と花御が五条のバリアを破るための技
原作よりもかなり解説がカットされていましたが、アニメで言われているように「簡易領域みたいなものを纏う」という理解でも全然いいです
理屈としては、領域展開には「術式を付与するための容量」が用意されているようなんですが、そこをあえて開けておくことで、相手の術式を開いた容量に流し込んで無効化する
ということらしい

そんなわけで、領域展開を使用できることが前提のかなり特殊な技ですが、「術式を付与しない領域」を常に展開しているのと同じ状態になるため、展延の間は生得術式の使用ができないです

33話 渋谷事変-開門-

感想

前の回でクオリティ良好とか言ってたのが恥ずかしくなるくらいの超クオリティ
前半、CG使ってんのか?ってくらい普通止めるようなシーンでも全フレームキャラが動いてる作画で迫力えぐい
後半の0.2秒の領域展開後のシーンも疾走感あって見てて気持ちよかった

この作品はストーリー知った上で見てることもあり、ストーリーよりもどんな映像化がされるに期待して見てることもあり、そういう意味でこれほど満足できることもないっすね

獄門疆開門〜封印まで1分ちゃんと使ってたのもグッドですね
あそこは「そして五条悟の脳内に溢れ出す3年間の青い春」って印象的なナレーションが原作で入りますが、そんなの忘れるくらい没入して見ちゃいました
ああいうナレーションがカットされると多少なりとも悲しいんですけど、今回はアニメは無しでいいなと感じさせられた

解説

あなたにとって五条悟とは?

ジャンプ本誌勢は知らないエピソード
単行本10巻のおまけ漫画です
これまでアニメ化するとは意外でした

僕は封印されたのを本誌で見てから単行本を読んだので露骨な死亡フラグきたなぁと思ってましたが、初見だとどんな感じに映るんだろ(解説とは)

逃げんな言ってない問題

芥見先生自ら単行本でつっこんでましたが
特級呪霊は五条の会話の中で一度も「逃げるな」なんて言ってません

「逃げるなと言ったはずだぞ」
「逃げんなっつったのはそっちの方だろ」
両方割とカッコイイシーンで出てくるセリフなのに、逃げるなって言ってないのを確認してから見るとちょっとじわじわ来ます

赤血操術 百歛 超新星

アニメだとかなり聞こえづらかったので一応
真人と一緒に腸相が使ってた技です

前回も刈払いを使っていたシーンがあった通りで、腸相の術式は加茂憲紀と同じです
やはり九相図ら加茂憲倫が作った存在なだけあって、加茂家相談の術式を使えるということなんでしょうか

超新星は加茂が使ってなかった技ですね
その名の通り百歛で圧縮した血液を一気に爆発させる技のように見えます
やはり赤血操術は他の術式に比べてかなり技が多く、対応力が高いのが強み

多重魂 撥体

たじゅうこん ばったい
こちらは腸相と同時に真人が使っていた技
新技です

術式を使用しての戦闘を行なっていることから、おそらく真人と腸相は展延を使えません
その分真人は新技の習得に勤しんでたみたいですね
詳しくはまた後ほどですが、今回から読み取れることを書くと
まず五条の無下限バリアと血越しに手のような跡がついてましたね
撥は撥水加工みたいな単語で使われる通り「はじく」みたいな意味
技名的にも体をすごい勢いで弾き出して攻撃してる感じに見えます

0.2秒の領域展開

五条悟一か八かの賭け
結界術がそもそもできる人が限られる上に、領域は展開してから術式を発動するまでラグがあります
真人の領域なんかはわかりやすく、七海もメカ丸も領域に囚われたのち、術式発動前に各々の方法で脱出に成功して無事生還していますね(メカ丸はその後死んだけど)
それを考えると0.2秒の領域は相当な神技

この時、呪霊たちからのカウンターを考慮して改造人間のみに攻撃対象を絞ったことについて「いや、無下限バリアあるから恐れる必要ないやん」というツッコミを入れた人もいるかもしれませんが
とりあえずは一般人の命を優先して厄介な改造人間を倒し、初めの特級3体vs五条with一般人の状態を作り出したかったと納得してもらえればいいかと

設定が開示されていくにつれて他にも理由があったことがわかってくると思います

獄門疆

一期の頃から五条悟の封印に使うと言われていた呪物ですが、ついに活躍の時が来ました
捕まった相手は呪力を使用できなくなるようですね

その正体は源信の成れの果て
源信が誰かは不明です…なんなら本編で語られない可能性も割とあります
芥見先生はフェイトシリーズやエヴァに影響を受けているらしく、「設定はちゃんとあるけど本編では語らないよ。詳しくは自分で調べてね。」というスタイルがかっこいいなと思っているとか(これはマジでわかる)

一応源信で調べると平安時代の人物が2名出てきます
浄土宗の祖、源信
公卿の源信(みなもとのまこと)
どっちもピンとこないけど強いていうなら公卿の方がその生涯を見るに可能性ありそうかなぁ

六眼

おさらいですが、六眼には見た相手の術式を看破する能力があります
だからこそ、変身や偽物の可能性を目に否定され、夏油の身体が本物であることを見抜いてしまい、獄門疆に捕まったんだから皮肉です

無下限の防御に回った瞬間逆鉾に滅多刺しにされたりと、強さの所以を逆手に取られるシーンが多いっすね

一人称

偽夏油の前だからか、余裕がなくなったからか、はたまた3年間の青い春をフラッシュバックしていたからか、夏油に言われて意識的に僕にしていた五条の一人称が素の「俺」に戻ってましたね

原作だと文字が強調されてるのでわかりやすいですが、アニメだと案外スルーしちゃいそうなので一応

後書き

ということで、一旦きりのいいとこまで終わったので一区切り
次回もまたそれらしいところで区切りますが、6話くらい先になりそうな感じです

みなさん五条悟のバトルが面白すぎて、この先これ以上のバトルを見れないのではないか?と思ってるかもしれませんがご安心ください

僕の原作を読んでた当時の感想もそんな感じでしたが、次のバトルが、その前のバトルより面白いってのを無限に繰り返していくのが渋谷事変でした(今回で一回リセットかかるので、流石に五条戦より面白くなるにはちょっと時間かかりますが)

それではまた次回の解説で!

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