ついに始まりましたね!
呪術廻戦2期
1期の頃よりも原作既読の方は増えたかと思いますが、1期、映画に引き続き、ジャンプ本誌と単行本で死ぬほど呪術を読み直してる僕がアニメの感想と解説をしていこうと思います
ぶっちゃけ1期の頃より設定関連の解説少ないかもです
妖怪小ネタ拾いと化してます
また、アニメのスクショが撮れない問題が発生したため基本画像なしです
※注意
1期の頃と同じですが一応
解説とは具体的に、単行本の合間に挟まれた設定の補足や、各所インタビューの内容、注目すべき伏線についてです
伏線に関しては、原作がジャンプに載った当時にTwitterやスレで見かけた考察や疑問などをベースに書くのでネタバレにはならない程度のものだと思ってくれてOKです
あと、独断と偏見で原作で後々語られる設定とかも解説してます
あくまでこれはわかってた方が面白いかなって物だけ選んで、物語の面白さを損ねるようなことはしないように気をつけてるつもりですのでご了承を
今後のシリーズでも同じスタンスで解説していきます
25話 懐玉
感想
いや〜クオリティたけぇ冒頭の探索パートなんか、本編と合流するまでどうせ何も起きないのに魅入っちゃった
作画だけじゃなく、歌姫がネズミを見たシーンの演技とかも良かったし
あと硝子が可愛い
呪術廻戦で好きな女キャラ、1位天内理子(全てが可愛い)、2位JK硝子(見た目が可愛い)、3位黒井(話の中での立ち位置がめちゃ好み)なので僕的に美味しいシリーズだ
解説
冒頭のシーンについて
懐玉編のスタート…と見せかけていきなり玉折編のワンシーンからスタート原作にもあるシーンだけど、見せる順序を変えてますね
その後の探索パートは前述の通りアニオリ
ループに気づくところからが原作ですが、結界の推理についてはアニメオリジナル要素が強いです
原作でも印をつけておくのはやってたけど、「途中でつけた印が見当たらない」ところから推理をしてました
尺を長く使えてるとはいえ、アニメの方が推理の筋道はわかりやすかったかも
他にもアニメオリジナルな演出はたくさん合ったけど、あまりにも多いので以降基本触れません
硝子のタバコ
あれ?もう吸ってる(煙は出てないけど)玉折編から吸い出したんだと思ってた
原作で初めて吸うシーンは夏油が百人斬りした後ですね
コロモン
アグモンの進化前デジモンアドベンチャーだと主人公の相棒なので馴染み深いやつ
五条の年齢的に世代だよな〜
星漿体
そういえばこういう単語を解説するブログでした言われてる通りですが、不死の術式を持つ天元の肉体が寿命を越えると、寿命を超えて生きられるように進化してしまうのを防ぐための存在
若返りのための生贄みたいなもんですね(厳密には同化だけど、理子以外の全てのキャラが生贄みたいな扱いをしてる)
天元様
このキャラもここで初登場ですねこの後の話で園田が語るように、奈良時代から生きている不死の術式の持ち主
宿儺が平安時代の人間なので、現状呪術廻戦で1番古い時代から生きてるキャラなはず
結界術に長けていることは本編内での説明の通りで、日本の中で使う結界術は天元様のサポートが受けられるらしい
コーラを買う五条悟
細かいところ触れないとは言ったけど、ここは好きだったので触れますこの無意味に自販機のボタン同時押しするの、わかる〜
学生時代って大抵の読者にとっては体験している、もしくは体験した出来事だからこそ、こういう細かい小ネタで共感を誘うのって大事だと思います
青春ってこういう無駄が楽しい時期だよな
原作も一応見直したけど、こっちは普通にボタン押してました
これは圧倒的良改変
どうでもいいけど、原作はペプシで、アニメはよくわからんパッケージだった(トップバリュの激安コーラってこんなのだったような?)
孔時雨
伏黒甚爾と話していたヒゲのおじさん裏社会に生きるコリアンマフィアです
原作者の過去編1番のお気に入りキャラとのこと
玉折編を見ての通り基本ノーサイドな人で金のために動いてます
現代どころか百鬼夜行でも出てきてないあたり、夏油一派の仲間というよりは組織の立ち上げの手引きをしただけっぽい
恵みを覚えてない甚爾
解説じゃなくて感想寄りなんですけどここ、甚爾のことを考えると結構悲しいシーンな気がします
先の話数の話ですが
自分が恵まれず生まれてきた経験から恵の名前を自ら名付けたり、懐玉-肆-で最後に恵のことを思い出したりと、恵のこと自体は大事に思ってそうなんですよね
実際恵の母親と出会ってから少しの間落ち着いていた時期があったみたいなんですが、玉折のラストでは行方が分からなくなっていることが判明(状況的におそらく呪い関連の事件に巻き込まれて死んでる?)
甚爾は、禪院家で認められなかった自分を受け入れてくれた人を亡くして、「自分も他人も尊ばない生き方」を選ぶことになります
そんなわけで、甚爾はありのままの自分で恵を愛せないほど、これまでの人生で人格も自尊心もボコボコに壊されてたんだな〜と思うと結構悲しいなと思いました
チャグチャグ馬コ
岩手県の祭りで無形民俗文化財滝沢市〜盛岡市の神社の間を、派手な馬具をつけた馬が行進するらしいです
芥見先生が岩手出身だからこのネタ持ってきたんでしょう
この次回予告の雑談は全部原作者書き下ろしらしいので
硝子の言い方が可愛すぎた
26話 懐玉-弐-
感想
五条ワープがカッコ良すぎる赫失敗の直前、原作なら覆面呪詛師を蒼で引き寄せてから赫を放とうとするんですが、五条がビルに突っ込む形に変わってました(もうこの類の改変多すぎたので解説しないことにして感想で書いてます)
中に人がいるかもしれないビルで赫をぶっ放そうとするのは、いかに尖ってた頃の五条といえどやらなさそうですが
ま、そんなの絵的にカッコよければどうでもいいわと思うくらいカッコよかった
太助の飼い主戦も地味に好きなバトルだから、ギャグ的にも、怒涛のクローズコンバットも大満足
なんだけど、今回はバトル以外のシーンも光ってた気がする
プールサイドのシーンとか背景綺麗すぎてビビったし
五条が教室に乱入するシーンのコミカルさ、殺伐としたシーンとの切り替えがめちゃ良かった
解説
アキレスと亀
一期の解説ではググれと言ったきりでしたが一応復習しときましょう
ざっくり言うと
俊足の英雄アキレスが、100メートル先を歩く亀を後ろから追い越します。この時何秒後に追い越すことができるでしょう?答えはそもそも追い越すことはない!と言えてしまう、みたいな話です
わけわからんと思うので、順を追って
アキレスが1秒で100メートル、亀は10メートル進む者として考えてみましょう
これで、アキレスが亀に追いつくのに何秒かかるか考えてみます
この時点では当然アキレスは亀に追いつけてないので、同じことを繰り返して考えてみます
その後0.1秒で、アキレスがスタート地点から110メートルの位置に到達した時、亀は111メートルの地点にます
0.01秒後はアキレス111メートル、亀111.1メートル
0.001秒後は…0.0001秒後は…と考えていくと永遠にアキレスは亀に追いつけない!という話になります
で、追いつけないなら追い越せないよね、という
五条が「俺の術式は収束する無限級数みたいなもんでさ」と言うように、このアキレスと亀がなぜ現実に起こり得ない(アキレスはなぜ亀に追いつけるか)のは、時間を無限に収束させていく、なんてことは現実にはあり得ないからです
1.1111秒後は追いついてないかもだけど、2秒後にはとっくに追い越せてるのは自明ですよね
五条悟の術式は、この収束していく時間、と言うあり得ない概念を現実に引き起こしてるわけです
だから「近づくごとに遅くなってる」なんですね
井上和香
グラビアアイドル2006年当時は26歳かな?
どうぶつ奇想天外でめちゃ見てた思い出
悟の女の皆さんは井上和香みたいな見た目を目指してください
競艇
基本内側を走れる1号艇が強いらしい甚爾は割と穴狙いっぽい ?
27話 懐玉-参-
感想
蒼のシーンとかエグすぎる過去編で一番バトル熱かったかも
過去編で一番見直した回数多い回これです
理子が撃たれるの知ってたらED流れ出した瞬間(あっ、撃たれてEDも止まるやつだこれ)と先が読めてちょっと笑っちゃいませんか?
解説
高専の結界
高専には呪力を検知することができる結界が貼られてます五条が刺された後夏油がすぐさま呪霊を出したのは、攻撃以外にも「呪霊の呪力を突如発生させることで高専内に危機を伝える」という意図もあったそうです
呪術廻戦0で夏油が高専に来るなりみんな集まってきてたのは結界の完治に引っかかったから
武器庫呪霊
呪術廻戦0で夏油が使ってた見覚えのあるやつですね弱いけど便利なレア呪霊
逆鉾をしまえる=武器をしまう能力は術式ではないってことだと思われます
多分、25話冒頭で時間が歪んでいたように、空間が歪むのも呪力による副次効果
少年院の正得領域も術式は付与されてないけど空間歪んでますし
天与呪縛のフィジカルギフテッド
交流会編で、真希は呪力が一般人並みの代わりに身体能力が高いと説明されてましたが甚爾はその上位互換ですね
なんせ呪力が0なので
この先を見ての通り、呪力が0だからという理由だけで色々してきます
呪力0+それと引き換えに手に入れた最強の肉体、というのは漫画的には最高に都合のいい言い訳だということを証明したキャラだと思います
ちなみに、「天与呪縛のフィジカルギフテッド」というフレーズは作者のお気に入りらしい
蝿頭チャフ
一応解説蝿頭は一期で説明があったように雑魚い呪いのこと
チャフは電波を反射する物体をばら撒いてレーダー探知を邪魔するものです
武器庫呪霊の呪力を追うって五条が言った手前、武器庫呪霊は飲み込めば気配を消せるじゃんってツッコミが出てきそうですが
結局天逆鉾は出しとかないとダメだから結局蝿頭使わざるを得ないっすね
五条への不意打ちが通常の刀で行われた理由と同じ
天逆鉾
元ネタはイザナギとイザナミが国産みをした際に使ったとされる天沼矛の別名(諸説あるっぽい)坂本龍馬が一度引っこ抜いてたりといろいろ逸話がある
28話 懐玉-肆-
感想
覚醒五条vs甚爾、原作は大ゴマ連発でノンストップの熱いバトルって感じだったのに対してアニメはかなりしっとりした雰囲気でまとめて来ましたね
実際漫画でも熱さに対してバトル自体はかなりシンプルだったのでアニメにするならアクション増やすのかな〜って思ってたんですが、違うアプローチでびっくりしました
でも金色の陽光が後光のように差す中で、最強の術師が誕生するシーンはめちゃかっこよかった
なんかゴールドエクスペリエンスレクイエムみたい
解説
忌庫
甚爾がなんか言ってましたね実は一期でも出て来てる単語で、真人の高専襲撃時にも「忌庫番2名が死んだ」みたいな報告がされてました
その実態は呪具や呪物を保管する倉庫
真人が忌庫番を殺したのは九相図や宿儺の指を回収した際に邪魔だったからでしょう
武器庫呪霊を取り込めなかった理由
夏油が呪術廻戦0で、里香を取り込む策を語る際に主従契約を結んだ呪霊について「学生時代の嘘をまだ信じているとは」と言っていたのを覚えているでしょうか取り込まなかった理由はこの発言に絡むもので、夏油は過去編で自分の術式の仕様を知って、そのまま周囲に伝えていなかったのだと思われます
まず1つ目の仕様
武器庫呪霊は甚爾と主従関係にありました
呪霊操術では自分より格の低い呪いを強制的に取り込むことができますが、別の誰かと主従契約を結んでいる呪いは例外になります
おそらくここまでの情報を夏油は「主従関係にある呪いは取り込めない」として、高専の面々に伝えています
そしてもう1つ
主従関係にある呪いの取り込むことは、主にあたる人物を殺す事で可能になる
夏油はこのことに、甚爾が死んだ後に武器庫呪霊と出会うシーンで気づきます
星の子の家
問題のシーンですというのもこれ、原作では何度か名前が変わってます
このシーンまでの理解では「時の器の会」が宗教団体の名前(サブタイみたいなもん)
「星の子の家」は拠点の名前
要するに
①盤星教②時の器の会③星の子の家
を大学で例えると
①xx大学②yy学部③zz学舎
てな感じに理解するのが自然かと思われます
しかし、園田(理子の遺体を引き取ってた盤星教のおっさん)が盤星教の成り立ちを語るシーンのセリフでは
魂と器の会(本誌) →時と器の会(単行本初版以降) →星の子の家(単行本8刷以降)
とセリフが修正されています(それ以降は僕も追っかけてないから不明)
そしてアニメでは「時の器の会」になってました
原作のどれとも違うんですけど!!
まあ、多分大学の例えのやつが正しいです
最新のアニメのセリフもそれで説明つくし、原作サイドもセリフ監修してるだろうし…
万里ノ鎖
甚爾が逆鉾にくっつけてた鎖片方の端っこが見えない限り無限に伸びる鎖
それは捨てたろ
甚爾が貫かれた際のセリフ原作では「自尊心」と書いて「それ」29話 玉折
感想
1話と同じく御所園演出回なだけあってセリフやシーンに合わせた演出が多かったっすね夏油が堕ちるシーン、静かに淡々と魅せる感じがめちゃ好きなんですが
あれに蝋燭が消えて夏油の落とす影が一つの濃い影になる演出をつけるのは特に良かった
2人が決別してからの対比もわかりやすかったかも
解説
フルオート五条
言ってる通りではあるんですけど一応五条の術式は精密な操作を要求されるので使いっぱにすると脳がやばい(なので護衛の最後で術式を解いた)
けど、痛んだ脳を反転術式で治す
すると今度は、術式+反転術式を常時使用している状態なので呪力の消費がやばいけど、五条は六眼のおかげで呪力効率がいい(よくわからんけど)ので、自分で生み出すことができる呪力の範疇でそれが行える
ってことらしい
九十九由基
呪術廻戦に登場する4人の特級術式の1人で東堂の師匠一期では東堂の存在する初の回想で出てきましたね
本来過去編に登場させる予定はなかったらしいですが、芥見先生曰く夏油を感情面だけで落とすのがベストだったけど上手く描けなかったから理屈で後押しするために出したらしいです
今にして思うと、元から夏油は大義って言葉を口にしてたし、むしろ理屈があった方が自然に思えてよかったように思いますね
甚爾と真希の違い
言われてみればって感じですが、真希と違って呪いが見えるし、触っても劇場版の真希のように呪いのアザが出ないのは謎でしたよね一般人並みの呪力が残っててもマジでなんの役にも立たないです
それを捨てるだけで真希は眼鏡も要らないし呪いにも強くれたかもしれないと思うとめちゃ損してますね
七海の挫折
七海が高専卒業後術師にならなかった理由も、夏油の闇落ちの理由の中でサラッと描かれました自分も、五条が行けばどうとでもなった案件に駆り出されて無駄に死ぬかもしれないと思うだけでもやってられないし
ましてや同じように、五条が行けば済むだけの事件にわざわざ関わって無駄に死んでいく仲間をこの先何人も見ないといけないって、普通に心折れますよね
七海が灰原の死から受けた影響はこの先のシーンでも見え隠れしてくるので、何気ないシーンだと流さずに覚えておいてほしいです
美々子と菜々子
田舎の村で檻に閉じ込められてたロリ2人は、劇場版で伊地知と対面してたギャル二人組と同一人物夏油を夏油様と呼んで慕う姿も、玉折編を見てからだと納得しかないっすね園田さん
最後、夏油に呼ばれて潰された人園田と呼ばれてましたが覚えてますかね?
まあ前の話で出てきてたので覚えて人もいるかと思いますが、おそらく理子の暗殺を依頼してた盤星教のおっさんです(顔が全く見えないから、一応「おそらく」)
こうして理子の暗殺に関わった人はほぼほぼ全員報いを受けたわけですが、ひとりそれを逃れた人物が
甚爾と盤星教を引き合わせ、夏油にこの盤星教の抜け殻となった団体をあてがった男
コリアンマフィア孔時雨です
さすが作者のお気に入りキャラ
現代に登場してないから、どっかで夏油が殺したかもですけどね
OP
感想
解説することあんまないかなーと思ったので感想メインで(強いて言うなら0で使ってた夏油の呪霊がいるとか、Aメロのシーンが原作の扉絵元ネタなくらいか)一気に比べてかなり明るいイメージに仕上がってて、こっちも良かったですね
歌詞
めちゃ五条視点の歌詞でしたね個人的に、作中のセリフをまんま使った歌詞よりも表現を変えた歌詞の方が好きなので良い歌詞だなと思いました
特に、五条が玉折編で語った「強いだけじゃダメ、助けられる側に助けられる準備がなければ」というセリフを、五条の無下限呪術とかけて「どんな祈りの言葉も近づけるのに届かなかった」としてるのはなるほど〜!となった
無下限は五条が最強たる所以だけど、それ故に夏油を孤独にしたという意味でも皮肉が効いてて良い
映像
クオリティ期待して見てるのに動きすぎ綺麗すぎで感動しました本編はテンポよく進むが故に描かれなかった五条と夏油の青春が補完されててちゃんと「見た方が作品を楽しめる」という点で見る意味のあるオープニングだなと思います
個人的にはサビのバトルシーンがQとの戦闘なところがめちゃくちゃ嬉しかった
漫画で読んだ時から、懐玉編のあのシーンが1番印象に残るシーンだった気がしていて(理子が落ちてくる「空から女の子が!」なシーンや、呪術廻戦、東京都立呪術高等専門学校の一話でもあった建物の一室が吹き飛ぶシーンと、物語の始まりを彷彿とさせる要素が多かったからかも?)
また、五条と夏油が「俺”たち”最強」だった青春の最高潮のバトルだと思うので
あのシーンを最高の作画で見れたのは嬉しさしかないっすね
後書き
こんなところで今回は終わりますいよいよ次は渋谷事変ですね
呪術廻戦で現状一番好きなシリーズなので期待きかないです
一旦宵祭り編で解説書くかもなので、その辺でまたお会いしましょう
では〜
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