多分漫画にここまでハマったことはありません
どうも、ヤブキです
呪術廻戦がアニメ効果もあり流行りまくってるということで、ジャンプ本誌と単行本で死ぬほど呪術を読み直してる僕がアニメの感想と解説をしていこうと思います
※注意
解説とは具体的に、単行本の合間に挟まれた設定の補足や、各所インタビューの内容、注目すべき伏線についてです
伏線に関しては、原作がジャンプに載った当時にTwitterやスレで見かけた考察や疑問などをベースに書くのでネタバレにはならない程度のものだと思ってくれてOKです
あと、独断と偏見で原作で後々語られる設定とかも解説してます
あくまでこれはわかってた方が面白いかなって物だけ選んで、物語の面白さを損ねるようなことはしないように気をつけてるつもりですのでご了承を
おいおい全話の感想と解説を書こうと思いますが、今後のシリーズでも同じスタンスで解説していきます
それともう一点
物によっては原作で既に回収された伏線を話題に上げているものもありますので、安易にググると検索候補にネタバレが出てくる可能性があります
マジで気をつけてください
それでは本編にいきましょう!
一気にやってもあれなので小分けにして、今回は呪胎戴天編…を少しオーバーして幼魚と逆罰編直前の8話まで
かなりの分量があります
1話 両面宿儺
感想
先行配信にはなかったOPに燃えましたクオリティが高すぎる
背景とキャラクターが馴染んでるというか、キャラがちゃんとそこに立ってるような絵で感動しました
OP監督は芥見先生が山下清悟さんを指名したということもあり山下さんについて調べてたら知ったんですが、このキャラと背景の統一感はデジタル作画の強みらしいです
感想としてはこんなもんで、本編について内容は知ってるので動いてるなーって感じ
本編と比べてアクションやじいちゃんのシーンが足されてたのと、原作2話の内容を冒頭でやってたのとで、新しい角度から物語を見る面白さを感じてました
解説
百葉箱の指千年生まれなかった宿難の器が通う学校の百葉箱に、なぜ宿難の指があったのか
これはかなり疑問です
こんなもの、そもそも東北の片田舎の学校にあっていいものじゃないです
多分1話だけしかみてない!って人は少ないと思うので、もう薄々感じてる方も多いかと思いますが、呪術廻戦は設定や伏線ついてはかなり念入りに作り込まれているので、この不自然さにも何かしら答えが用意されてる気がします
伏黒が諦める瞬間
伏黒の声優の内田雄馬さんが監督から、「伏黒は1話の時点で一度あきらめる瞬間があります」とディレクションを受けてるそうです
探してみてください
追加シーン
OP後の虎杖が病院に電話するシーンは原作にはありません
監督がじいちゃんとのエピソードを追加したいと言ったので芥見先生がネームで描き下ろしたそうです
呪い
これが便利な言葉で、虎杖を想って言ったはずのじいちゃんの遺言
「オマエは強いから人を助けろ」「大勢に囲まれて死ね」
これらは虎杖にとっての呪いです
そのせいで虎杖は呪いをめぐる戦いの中に身を投じ、仮にも死刑を宣告されるわけですからね
2話 秘匿死刑
感想
納骨のシーンは、セリフはほぼ変わってないもののシチュエーションをかなり変えていましたじいちゃんの死が印象付けられるいいシーンだった
生き様で後悔はしたくない!のあたりが、原作よりもじっくり盛り上げられてたせいかすごく良く感じました
解説
宿難の正体アニメ本編でもちゃんと言われてることですが、忘れがちなので繰り返します
千年前に実在した「人間」です
呪いの王と言われることが多いので呪霊と勘違いしがちですが、おそらく別カテゴリの存在と考えて良いです(僕の私見です)
ちゃんと設定が出てきたときに解説するようにしたいので多くは語れませんが、一応覚えておくと考察が捗るかもしれません
喜久福
五条先生のオススメはずんだ味
芥見先生のオススメはほうじ茶味
僕も買って食べました
冷凍保存が基本なんですが、ちゃんと解凍してから食うのはもちろん、凍らせたまんま食べるのもめちゃうまかったです
僕のオススメは芥見先生と同じほうじ茶味です
3話 鉄骨娘
感想
野薔薇の過去が原作よりガッツリ絵で描かれてて感動野薔薇のバトルがひたすらかっこよかったし、ほんとに野薔薇回って感じでした
ここからが面白い作品なのでラストの引きは鳥肌立ちました
じゅじゅさんぽもここで初披露
ここから毎週まさかの原作者書き下ろしネームをアニメ化ということで結構ビビりました
こう言うしょうもない会話も結構面白いのが呪術廻戦のいいところだなと思います
解説
壁抜け人質を取る呪霊が壁を抜けて現れたと思いますが、こう言った壁中は低級呪霊の特権です
多分存在の密度が薄いとかそう言う理由だと思う
1話で推定二級のラグビー場の呪霊が地面を泳いでいましたが、あれほんとはできるのか怪しい気がします
アニメでそこを考慮せずに描いたか、実は問題なく地面を泳ぐことが可能なのかは不明です
ちなみに原作には泳いでいる描写はありません
野薔薇と虎杖の出身地
原作者の芥見先生は東北の岩手県出身です
野薔薇も虎杖も東北出身なのは多分そのせいですが、アイヌ語の地名が名前に付いたキャラもいるのでもしかしたらそれだけじゃないかも
4話 呪胎戴天
感想
いよいよ始まったって感じでした領域展開もキマッてたしよかった
原作3話分を一気にやったから虫くん(原作では宿難が今回出てきた特級呪霊を「虫」と書いて「オマエ」と読んでたので、呪術スレ民には「虫」で通ってます。あいつは名前がないので便利な呼び名です)が1話で死んでしまいインパクトが薄かったですが、原作はもっと絶望感あった気がします
拳が無くなった腕で特級を殴る超かっこいい虎杖の見開きがアニメでは再現されなかったのが仕方ないけどちょっと悲しい
ちなみにこの辺から解説量が超増えます
解説
伏魔御廚子放送当時もそこそこ話題にしてる人がいましたが、領域展開のシーンは水面を見ると、特級呪霊の生得領域の中に伏魔御廚子が顕現している様子が描かれています
この直前にこんな感じの演出が入ってましたが
これは指の空箱を持った虎杖と伏黒がすれ違った時と似た演出ですね
おそらく宿難の内に存在する生得領域の中に視点が変わったことを示す演出かと思われます
ちなみに印はこう
人差し指と小指はそれぞれ左右の指の爪をあわせるように折りたたみ、そのほかの指はまっすぐ上に立てます
アニメだと原作よりかなりわかりやすくなってました
印の元ネタはおそらく真言密教の「閻魔天印」
領域展開の印の元ネタは全て真言密教からとってそうです
この印を結び仏尊に対応する真言を唱える呪術的な儀式に用いられるようです
名前の由来は割とそのままで、伏魔殿と厨子をくっつけた感じだと思います
厨子については厨房という説もあります
意訳するまでもなく、意味は魔が潜む厨子
帳
灼眼のシャナの封絶みたいなもんと思われがちですが、効果はそれほど便利ではありません
呪力にまつわるものの出入りを任意に制限する術式効果と、帷の内外の視覚情報を遮断する視覚効果があります
電波は通ったり通らなかったりしますが、これは帷の副次効果であり、任意に通す通さないを決めることはできないようです
帳を含め結界術は難しいらしく、向き不向きもあるとか
伊地知さん
五条先生の二つ下なので26歳です
老けすぎでは?
事務仕事がめっちゃできるそうです
高専卒業生
補助監督
呪術師の任務をサポートする人たち
呪術師がタレントなら彼らはマネージャーです
伊地知さんのように高専卒業生も多いようですが、一応ルールとして戦闘は禁じられています
芥見先生曰くあくまで一応
5話 呪胎戴天ー弐ー
感想
作画がちょっと怪しくてむむ?大丈夫か?ってなってましたが、とりあえずそれは置いときます伏黒が虎杖を助けた理由を語るシーンめちゃくちゃ好きなので共感してくれる人がいると嬉しい
原作では読めなかった花御のセリフが逆再生すると聞き取れるってのがあったのが結構感動でした
「さすが呪いの王ですね」っていう当たり障りのない内容でしたが
解説
反転術式後に出てくる術式反転とは関係あるけどまるで別物(術式反転は7話の解説で触れます)
呪術廻戦専門用語界トップクラスの問題児
術式と言っていますがこれは術式ではなく、正のエネルギーを生み出す技法のことです
名前はややこしいですが内実はそんなに難しいものではありません
伏黒が腕が治った虎杖の体を見て「治癒…反転術式が使えるんだ!」と言っていますね
要するに治癒魔法です
原理も一緒に説明します
呪力は負の感情から生まれる負のエネルギーです
では負のエネルギーから正のエネルギーを作り出すにはどうするか
中学一年の数学で倣った通り、負のエネルギー同士を掛け合わせればいいわけです
エネルギーの正負を反転させるので「反転術式」です
かなり高度な技術で使える術師は数えるほどしかいません
人を呪術で治そうとした時、負の感情から生まれるマイナスのエネルギーではそもそも治癒に向いていないため、正のエネルギーを生み出す技術が生まれたようです
ちなみに、4話で宿難が「呪力による治癒は人間と違い呪霊にとってそう難しいことではないぞ」と言っていますが、これは呪霊は呪力でできているので反転術式を使わなくても自己再生できるからです
伏黒の奥の手
宿難すら一瞬戦慄させた奥の手
よく見ると1話のラストで虎杖に「呪いとして祓う!」って言ってる時も同じ構えをしてます
今回は「やつか…」まで言ったところで虎杖が宿難から身体を取り返し不発に終わりましたが、これは間違いなくとんでもない技です
アニメではわかりづらいですが、「やつか」は漢字で書くと「八握」になります
ここから先はネタバレが検索候補に現れる可能性が高いのでググらないで欲しいんですが、これで調べると真っ先に出てくるのが「十種神宝(とくさのかんだから)」
先代旧事本紀という日本の史書に登場する十種の宝物です
そのうちの一つが「八握剣(やつかのつるぎ)」
また、布留部由良由良という呪文も十種神宝から引用しているようです
以下、Wikipediaの文をそのまま引用します
『先代旧事本紀』の記述によれば、「一二三四五六七八九十、布留部 由良由良止 布留部(ひと ふた み よ いつ む なな や ここの たり、ふるべ ゆらゆらと ふるべ)」と唱える「ひふみの祓詞」や十種神宝の名前を唱えながらこれらの品々を振り動かせば、死人さえ生き返るほどの呪力を発揮するという。
死人さえ生き返るほどの呪力…
これはやばい
ちなみに伏黒の式神にはそれぞれ謎のマークがついてます
玉犬の額とか蝦蟇の腹とか
十種神宝にもそれぞれを示すマークがあります(人のブログから画像勝手に引っ張るのは気が引けるので申し訳ないけどこれはググってください。十種神宝で画像検索したら出ます)
式神についているマークは、そのままではないものおそらくこれを意識したものになってて、それぞれの式神に対応してるっぽいです
ちなみに八握で調べると「八握脛」という土蜘蛛の名前もひっかかりますが、布留の言と式神の模様が合致する十種神宝の方が有力ですね
改めて注意喚起をしておきますが、これに関してはネタバレを踏む可能性があるのでググるのはほどほどにしましょう
前述した画像検索だと多分大丈夫だけど
伏黒の独白
「不平等な現実のみが平等に与えられている」と伏黒が独白するシーンで2人のキャラクターについて触れられました
1人は呪われた女性、津美紀
もう1人は伏黒に「恵」と名付けた父親
特に親については、学生寮暮らしだから親の姿がないんではなく、どこにいるかわからないってのが正しいようです
伏黒の術式
今回で影を媒介にした式神を操る術式だと判明しました
これまでも手で影絵を作って式神を出していましたね
ちなみに影絵を作る際の手の組み方は芥見先生考案だと担当編集の片山さんがどこかで言ってました
家入硝子
五条先生の同期
反転術式を扱える数少ない術師の中でもさらに貴重な、他人に対して治癒を施すことができる術師
作中で最速だとか必殺だとか言われるものについては大体
「※ただし五条悟を除く」
が注釈につくんですが、他人の治癒は五条先生にもできません(反転術式は使えます)
6話 雨後
感想
5話でアニメにちょっと不安を抱いてたのを吹き飛ばすクオリティ超テンポ良くて良かった
僕が地味に好きなばっくれバイトくんのシーンもクオリティ高かったし(原作だと注文聞きにきたおっさんが燃えた後1ページ弱で全員燃えます)
縛りや術式と言った呪術のなんたるかを説明するパートが多かったですが、あれはセリフ以上に言うことないので解説しません
解説
宿難の興味伏黒の奥の手に興味を持ったか術式に興味を持ったかわかりませんが、宿難が珍しく譲歩してまで虎杖に縛りを要求しました
伏黒のことを純粋に娯楽として見ているのか、それとも…
宿難の術式
領域展開の描写や、今回虎杖の顔の上から半分を切り落としたこと、その時の金属音から考えるに斬撃系っぽいですね
五条先生曰くそのうち虎杖も使えるようになります
生得術式
生まれた時から刻まれている術式
呪術廻戦のキャラが使う呪術は基本これです
ちなみに帳は例外
これは生得術式ではなく、「術式をゼロから自分の中に構築して呪力を流す」と言ったプロセスで呪術を発動してます
こう言う呪術は他にもあります
結界術は大体これです
虎杖の術式
虎杖に術式はありません
五条先生の目は特殊で、相手の術式を見ただけで看破できます
その目で見て「術式はない」と言われているのでこれはほぼ確定です
今後虎杖が宿難の術式以外の呪術っぽい何かをしたとしたら、それは呪力操作の範疇で可能なことか、「帳」のような誰でも使用可能な呪術か、第三者の呪術かのいずれかだと考えていいと思います
乙骨憂太
五条が自分に並ぶ実力者になると見込み、伏黒も手放しで尊敬できると評する乙骨は、呪術廻戦の前日譚になる短期集中連載作品「東京都立呪術高等専門学校」の主人公です
呪術廻戦0巻として、正式な前日譚の扱いで発売されてます
面白いので読みましょう
等級は特級
呪術廻戦の世界に特級術師は4人しかおらず、乙骨はその1人です
ちなみに一緒に名前が上がった3年の秤先輩はここで初出のため語ることはありません
7話 急襲
感想
神回その日のうちに4回くらい見ました
前半のアクションはもちろん良かったけど、何より領域がやばかった
まあ、蓋棺鉄囲山は絶対かっこよくなると思ってました
原作からビジュアルかっこよかったしアニメにしたら映えるに決まってました
ただ、領域内の色彩とかは想像よりも遥かにかっこよかった
しかし原作では抽象的な描写でしか描かれていなかった無量空処をアニメにするとなると話は別…と思ってたら百点満点の答えが返ってきました
宇宙とも眼ともとれる暗い球体に白いインクをベチャベチャっとこぼしたような演出でしたが、あの白いインクは原作再現だと思います
原作は暗い背景に白いモヤって感じの演出なので
多分宇宙を見ただけだと、「ああ、アニメだしこんなもんだよな、よし」って感じだったんですけど、インクが撒かれた瞬間「原作の無量空処だ!!」ってなってめちゃくちゃテンション上がりました
解説
無下限呪術基本は「収束する無限級数を現実にする」術式ですが、応用が効く分死ぬほどややこしいです
ここでは漏瑚が五条先生に触れられなかった原理だけ説明します
ちなみにアキレスと亀でググるとわかりやすいです
なのでちゃんと知りたい人はググってください
ここでも一応解説します
地点Aから離れたある地点Bに到達するには、AとBを二分する位置に位置する地点Cに辿り着かねばなりません
👦 🏁
A C B
Cにたどり着いたら、次は同じようにCとBの中間にある地点Dに辿り着かねば、Bに辿り着くことはできません
👦 🏁
A C D B
と、これを繰り返しているとBにたどり着くまでに到達せねばならない地点が無限に出てきて、Aにいた人はいつまでもBに辿り着けないのです
現実にはこんなことあり得ませんが、五条先生の無下限呪術はこれを現実にします
するとAから出発してBにたどり着こうとするものがどんどん遅くなっていく様子が想像できるのではないでしょうか
五条先生が「止まってるっていうか 僕に近づくほど遅くなってんの」って言ってたのはこう言うわけです
Aから出発した人が進んだ距離を計算していくと、最終的に限りなく0に近い正の数をひたすら足していくことになります
こうした足し算を、数学の授業の無限級数でやったと思いますが、芥見先生によると無下限呪術はあくまでファンタジーであるため、この足し算の中に0や0を分割した”何か”が含まれるそうです
この”何か”のおかげで、五条先生は無下限呪術によりモノを吸い込む反応のようなものが作れるそうです
ここからは私見ですが、この”何か”は、思うに有ではなく無に近い概念で、この”何か”を生み出すことで生まれたこの世の穴を埋めるために、周囲のものが吸い込まれるんだと思います
空気が圧力の高いところから低いところへ流れていくのと同じで、空間がなくなったから周囲の空間がなくなった空間に流れ込んでいく、的な
で、多分虎杖を10秒足らずで高専から連れてきたのも、この吸い込む反応と、のちに説明する術式反転を用いた発散する力を使いリニアモーターカーの要領で飛んできたんだと思ってます
想像するとシュール
ややこしいけど厨二心をそそる設定だなと思います
術式反転「赫」
アニメで五条先生が言ってた術式の説明の応用です
通常呪術は、術式に呪力、つまり負のエネルギーを流して使います
ここで呪力を流す代わりに反転術式で作り出した正のエネルギーを流すと「術式効果が反転」します
これが術式反転です
無下限呪術の「収束する無限級数」を反転させると「発散する無限級数」になります
これが術式反転「赫」
漏瑚を吹っ飛ばしたのは発散した無限の力なのです
…????
領域展開
呪術の極地
作中で説明された効果は「必中効果」と「バフ効果」ですが、漏瑚の言うように「術式の中和効果」もあるようです
中和効果についてはよくわからないので割愛しますが、無下限呪術みたいな無敵バリアも無敵じゃなくなる程度に思っておきましょう
蓋棺鉄囲山
印の元ネタはおそらく大黒天印
指を組んで、薬指と小指だけ立てます
親指は手の中にしまうように組みます
元ネタを調べてみると指はまっすぐ上に立ててるんですが、曲げた方が呪術の印に近いです
名前の由来は仏教の須弥山を中心とした世界観に存在する鉄囲山
領域の名前を意訳するなら、さながら鉄囲山のように敵を囲い蓋をしたこの領域がお前の棺だ
と言ったところでしょうか
かっけぇ〜
どうでもいいですが、僕の一番好きな領域です
炎属性好きなので
無量空処
領域の名前の元ネタは仏教における無色界が第一天、空無辺処の別名そのまんまです
無色界とは欲や物質的条件を超越した精神作用のみの世界です
元ネタからして無量空処の異次元の強さを彷彿とさせますね
ちなみに無色界は四つあって、無辺空処は一番下です
実は五条悟は4種類の領域を展開できて、第四天「非想非非想処」が最強の領域
というとんでも考察(というかネタ)もあったりなかったり
印の元ネタは真言密教の「帝釈天印」
これは簡単ですね
エンガチョです
効果については一応語られていましたが、単行本の補足をもとに説明します…と言っても無理空処の効果が超越しすぎてて単行本の説明もぶっ飛んでますので、頑張って納得してください
例えば目の前に、手前から順にリンゴとゴリラとラッパが置いてあるとします
👦 🍎🦍📯
普通なら
👦「リンゴがあって、その奥にゴリラがいて、そのまたさらに奥にラッパがあるな」
と認識して、「じゃありんご取って食うか」とか、「ゴリラやべぇから逃げるか」と行動に移ることができるんですが
無量空所の中だとそうして知覚するという作業に無限回強制するため
👦「リリリリリリ…(以下略」
となってしまい、行動するどころか認識を完結させることすらできないのです
だから漏瑚は「全て見える いつまでも情報が完結しない」と言っているんですね
…?????
五条悟封印計画
獄門疆を用いて渋谷のハロウィンで決行されるようです
交流戦然り、先の展開は早めに示唆するのが呪術スタイル
花御の裏切り
じゅじゅさんぽネタです
アニメ本編に関係ないし若干ネタバレだけど、僕がこのネタ好きなので書きます
じゅじゅさんぽでおふざけしなさそうな花御がノリノリでゴールキーパーして漏瑚をぶん殴ってましたね
真人や夏油はなんやでやりそうだけど花御w
って思った人も多いかと思いますが、花御は実はノリノリで遊んでくれる気のいいやつです
具体的にはシャボン玉遊びに本気出しちゃうようなやつです
原作を買った人は探してみてください
なんなら漏瑚救出の時より本気説があります
8話 退屈
感想
三輪ちゃんかわいい!東堂頭おかしい!
順平の声高っ!
そして誰と組んでもレズになると作者に言われる真衣さんはじゅじゅさんぽでもその力を遺憾無く発揮
新キャラが多くてそこに対する感想が主に出てくる回でした
ラストのナナミン登場のところは原作よりしっとりしてて意外だった
あとたかたんビームがめっちゃ気合入ってて嬉しかったです
解説
拡張術式
次の項目の説明に必要なので、単語は出てきてませんが先に解説します
ちなみに原作にも未だ説明はありません
「生得術式の、本来の用途から逸脱した使い方」だと考えてください
井底不知
伏黒が出した式神
鵺+蝦蟇と言っていた通り、鵺と蝦蟇を組み合わせて作った式神です
伏黒の術式により本来生み出すことができる式神とは異なり、「拡張術式」により伏黒が勝手に作った式神
鵺や蝦蟇単体よりも弱いですが、メリットもあります
それを説明する前に、伏黒の術式の仕様について説明しなければなりません
5話で宿難に鵺が傷つけられた際に伏黒は、「壊される前に解いた方がいいな」と言っています
これは、伏黒の式神は完全に破壊されてしまうと二度と呼び出すことができなくなるからです
なので特級戦と宿難戦で破壊された「玉犬(白)」と「大蛇」の再登場はありません
ちなみに玉犬は2匹いるので黒い方はまだ使えます
しかし、拡張術式により生み出した「井底不知」はこのルールを逸脱した存在で、いくら破壊されても問題なし
威力偵察にもってこいです
だから東堂の力を計るために選んだのがこの式神だったわけですね
ただし元になっている鵺と蝦蟇のどちらか一方でも破壊された場合は井底不知も使えなくなります
今まで実践で使わなかったのは言うまでもなく井底不知が弱いからです
伏黒の等級
二級術師として入学したことが真衣の口から明かされました
低っ!と思うかもしれませんが、二級で入学は真衣が言った通り天才の部類です
特級術師はそもそも前日譚の東京都立呪術高等専門学校の時点で4人しかいませんし、通常一級が呪術師の到達点です
さらに、二級術師以上の術師は単独での任務が許可されています
1話で虎杖の学校に1人任務に赴いていたのは二級以上の術師の特権だったわけです
呪詛師夏油による百鬼夜行
他の話数の解説でも名前を挙げている前日譚、東京都立呪術高等専門学校にて描かれた事件です
その夏油とは今呪霊達と行動を共にしている袈裟をきたあいつのことで間違いありません
呪術廻戦だけだと謎だった生臭坊主の正体が少し掴めるシーンです
個握
東堂が言ってた「こあく」は高田ちゃんの個別握手会のこと
音で「こあく」って言われてなんのことがわかりました?僕だったら多分わからなかったと思います
芥見先生の性別
ジャンフェスで声が聞けたらしいんですが、それを聞く限り男性のようです
野薔薇の「毛穴開いてんぞ」発言からあたりから、「女性の描き方が生々しい」みたいな理由や、他にもいろんな根拠があって芥見女性説が一年くらい出回ってました
毛穴については芥見先生曰く、「女性を貶そうと思ったら自然と出てきた」らしいです
8話のおまけクイズ
アニメ勢向けクイズです
8話は京都校の面々の登場もあり、かなりキャラが増えた回でした
では、8話で初登場したキャラの中で原作コミックスは13巻までで表紙に描かれたキャラは、「東堂」「七海(最後に一瞬出てきた白スーツ)」と後一人は誰でしょう
正解は
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高田ちゃんでした!
ちなみに↑は原作で唯一キャラが二人描かれた表紙(0巻は外伝と考えて除く)であり、背景が唯一おどろおどろしくない極めて稀有な表紙です
全巻並べると死ぬほど目立ちます
ちなみにメイン四人(虎杖、伏黒、釘崎、五条)の次に表紙を飾ったのがこの二人です
なんでこんなことになってしまったのかは…まあいずれ語ることになるでしょう
まとめ
はい、長くなりましたが今回の各話感想と解説はここまでアニメ全体としての感想をちょっとだけ
ほぼ全てのアクションシーンを盛ってアニメ映えを意識しつつ、うまいことやってるなって感じです
特に6話以降がすごくいいです
失速を懸念してたのがバカみたいです
キャラデザ的には、虎杖はツーブロックじゃないと思ってたのでそこが少し印象が違います
原作見るとわかるんですけど、黒い部分の髪も跳ねてるとこが結構あるんですよね
あとは呪胎戴天までの5話分は、原作だとかなり密に描かれてて間が少なく感じたので、アニメでじっくり見れたのはよかったかと
全体を通しては以上なのでようやく終わりです
予告した通り次のシリーズが終わったらまた感想と解説を書きますのでそちらもよろしくお願いします
次回は幼魚と逆罰編+OPについて触れます
最後に
印は組んでると楽しいので覚え得です
では次の感想と解説でお会いしましょう!
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