激推しされてたアーマードミュウツーそれだけ!?
以上です
ではまた!
…
嘘です
ポケモンはルビーから始めました
ヤブキです
「ミュウツーの逆襲evolution」見てきました
CGよりアニメ派だし、穿って見てたし、泣くつもりまったくなかったのに泣きました
それだけならわざわざ感想なんて書かないんで、感動した〜とかそういうの以外の感想を書きます
そもそもなんで穿ってみてたの?素直に見ろよ
と言う話ですが…
僕は意識高い系創作オタクなので
何かを書く上で、名作と呼ばれる作品がなぜ名作なのか、自分なりにある程度説明できねばいかんと思っているわけです
このブログに今ある僕の漫画がアレなので笑われそうですけど…
まあ、あくまで意識高い”系”ということです
そう言うわけで感想を書きます
念のため注意書きをしておきます
僕はこの映画は面白かったと思ってますが
この記事の内容はディス気味の感想が多分に含まれてます
ポケモンもミュウツーの逆襲も好きなので
悪意があってやってるわけじゃないんですけど
オタクの戯言で思い出を汚されたくない方は
あくまでひねくれた意見ととるか、ブラウザバックすることで対策としてください
はじめに、ストーリー構成について
子供の頃にミュウツーの逆襲を見たことはあるんですが、ストーリーについては本当に記憶になくて
有名なサトシが石化するシーンくらいしか覚えてませんでした
海に飛び込むシーンとかあったねーみたいな
ギリギリ思い出せてその辺
なので今回はストーリーを再確認というか、思い出しながら見るつもりで映画館に行ったんですが…驚きました
中盤に盛り上がりがない
というか、ストーリ展開が思っとより淡々としてて、「あれ?こんなだっけ?」となりました
こんなこと言ったら怒られそうですけど
物語を考える時、起承転結でいうと僕は承の部分を考えるのが苦手で
物語の起こりからクライマックスにかけてが何もなくて急に事態が動く、みたいなことによく陥っちゃうんですけど
それに近いものを感じました
この映画における中盤の盛り上がりはクローン御三家vsオリジナル御三家だと思うんですが
これもだいぶあっさり
新たな真実の判明とかも特になく、淡々とミュウツーの思惑通りにことが運ぶだけって感じに思いました
あとミュウツーのセリフも結構説明調だった気がします
ストーリー的には見せ場はラストの石化したサトシがポケモンたちの涙で蘇るシーンが全てなんだなと思いました
まあ、そのシーンがめちゃくちゃいいんですけどね
なぜミュウツーの逆襲は名作たり得たのか
まあ前項で言った通り、その全てを注いだシーンであろうポケモンの涙でサトシが蘇るシーンがあるからだとは思うんですが
もっと厳密にいうなら
わかりやすく、世代に合わせた問題提起があったことが大きな要因かなと思います
つまりクローン、そして人とポケモンとの関係です
後者は今のポケモンの主軸にあるような、「みんなのそばにはポケモンがいるよ」と言ったものではなく、どちらかというとペットを大切にしようみたいな感じな気はします
こちらは子供に向けたメッセージで
ポケモンや、現実ならペットや友達を思いやろう
争わなくても分かり合える
と言ったもの
前者のクローンについては一緒に来た親世代も見て考えれるように、という意味合いもありつつ、
そもそも当時流行ってた(と僕は思ってる)「技術進歩に対する恐怖」というとっつきやすいテーマとして設定されたのかなと思います
語彙の限界でテーマという言葉を使いましたが、結局はここです
物語から汲み取るメッセージがあるということはつまり、その物語を反芻する機会が増えるわけで
それだけ心に残るのではないかなと
見に来た人誰もが、少なくともどちらかのメッセージを受け取り、考えることができたのが
「ミュウツーの逆襲」が名作たるいちばんの要因なのかなと思います
これを踏まえると小さい要因として二つ良かったところがあるかなと思いました
一つは前項でディスり気味だった単調なストーリー
ラスト以外特に言うことなく進むので、みんな同じシーンが良かったってなるし
それともう一つ、ラストのシーンはキャラが泣くだけでセリフがほとんどないこと
これではキャラがなぜ泣いたのか、見る側が想像しなければなりません
それ以外のシーンはミュウツー様が逐一解説してくれてるので、見事に考察すべきところに誘導ができてます
考察アニメって結構人気を博しますからね
なにせあの物語の世界への没入感、物語に自分が参加する感覚がありますから
思い入れも増すってもんです
率直な感想
なんだかすごく荒削りな作品だなぁと思いました
結局いいところだったのかな、と言った単調なストーリーについては、とはいえやはり単調だし
そこだけ見ると面白いとはいえないよなと思います
描いてるものは最高なんですけど、物語の形に整形するのを途中でやめた感じだなと
一応、最後のシーン以外にも好きなシーンはあって
例えばミュウツーに集められたトレーナーが次々と嵐の海に飛び込むシーン
あのシーンだけで、それぞれのトレーナーが本当にポケモンを信頼してるのがわかるのがいい
ジュゴンやピジョット、ギャラドスとの冒険が想像できてたまらないです
あと毎回恒例の、「なんだかとってもいい感じ」
これは本当にただのファンとしての感想です
ロケット団好きだし
小学生の頃、毎年夏はあのセリフを聞かなきゃ始まらないみたいなとこがありました
ともかくまとめると、面白さや技巧が光る作品ではないけど
心に残る名作なのは間違いない
と言った感じでしょうか
あとは、やっぱ作画で見たかった…
最後に
ミュウツーの逆襲原作放映から21年経った今、こんな感想を書いても二番煎じもいいところだと思います
さらに言うなら、綺麗な思い出は思い出のまま楽しむのが一番なのにわざわざこんな感想書かれてもいい迷惑と思われる方もいるでしょう
それでも、どうしてもこの感想が書きたかった…ってわけでもないので、素直に謝ります
なんか色々すみません
ビュー数と、あわよくば金を稼ぎたくてやりました
ポケモン界隈は新作に全ポケモン出ないってだけで大荒れするくらいには愛が深いファンが多いので、今も震える指で、万一の炎上を恐れながらスマホを握っています
共感はして貰わなくて構いませんが、名作としてリスペクトしてるからこそ何が面白いのか自分なりに考えたいなと思った結果であることだけはわかってほしいなという思いを込めて今回はこの辺りで
ポケモンは戦いの道具じゃない、パートナーだということを学びましたがそれはそれ、これはこれ
僕は今からレートの海へ繰り出して、置き土産ラティオスに自害を命じてこようと思います
すまんが俺の魂の相棒、バシャーモがソードダンスを踊り狂うために死んでくれ
ではまた!
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