ヤブキモオタ日記

ヤブキのオタク趣味日記 ジャンプメインで、たまに映画やアニメ、読んだ漫画の感想を書きます

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僕はとらドラ!を見てオタクになりましたが
10年生まれるのが遅ければ、僕はこれを見てオタクになったんだろうなと思いました

どうも、ヤブキです
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない、見てきました
早速感想を書いていきます

オタクくんお気持ち表明(映画を見ての感想)

アニメシリーズが昨年、2018年の10月から放送された青春ブタ野郎シリーズの続編として放映された本作でしたが
正直クオリティが高すぎてびっくりしました

正直なところ僕はこの映画をなめてました
プロメア、ガルパンと製作陣が強くてやりたいことやってる映画を立て続けに見たあとなので
青ブタが面白いのは重々承知の上で、それでもこれらには見劣りしちゃうだろうなと

実際プロメアとガルパンは圧巻の出来で、全てにおいて隙がなかったんですが
見終わったときの爽快感は間違いなく青ブタが一番でした

元はと言えばとらドラ!からオタク文化にはまり、CLANNAD、半月、あの花、花いろなどなど、バトル要素のない感動系の話にどっぷり浸かってたオタクであったこともあってか
テレビシリーズから懐かしさを感じていたんですが…
映画で確信しましたね
僕が求めてたのはこれだと

好感の持てる主人公に魅力的なヒロイン、楽しい会話劇に目の話せないストーリー展開
そして綺麗なオチまで、マジで隙がなかった

僕のガチ推し泣きアニメシリーズに名を連ねることとなったアニメに出会うのは久しぶりのことなので本当にテンションが上がってます

内容なくて申し訳ない
ここからはちゃんとネタバレガンガンして中身の話をします


人生って優しくなるためにあるんだと思っています

「昨日の私よりも、今日の私がちょっとだけ
優しい人間であればいいなと思います」

CMでも使われていました
翔子さんのセリフです

このセリフの通り、今作のテーマは「優しさ」です
面白い作品はテーマが一貫している理論の通り
今作もこの例に漏れず優しさは重要なキーワードとなっていました
いうのも野暮な話ですが、今回のストーリーを言葉にしてまとめます

思えば大学生の翔子さんは咲太の死を回避するために行動していたわけで
咲太は翔子さんや麻衣さんが死ななくて済むように駆けずり回って
麻衣さんは咲太を文字通り命を張って助けました
そしてそれらの想いを知り、牧之原さんは咲太達のために、将来の夢を書くため過去に戻ります

どれも規模がでかくてちょっとハードですが、他人のための行動、思いやり
つまり「優しさ」です


こうしてキャラクターが優しさに奔走したのちに
咲太でも麻衣さんでもない
“だれか”の優しさが牧之原さんを救ったことの重みがあるように感じられます

初めに翔子さんが「優しさ」というキーワードを提示したからこそのこのオチの綺麗さ
伏線、布石の丁寧さがここでも際立ってるなと思いました


オチの素晴らしさについて

はい、ここから先は限界オタクコーナーです

ぶっちゃけ、今回感想が描きたかったのは
僕はこんなメッセージ感じたけどどう思う?みたいな理由じゃないわけです
優しさが云々とかみんな思いそうなことだし

最後の
「牧之原さん!」
「…はい、咲太さん!」のエモさたるや

バーニーガール先輩やプチデビル後輩でも似たやり口はあって
全てを忘れてから、それでももう一度麻衣さんのこと、必死になってやりたかったことを思い出すやつと
一度積み上げたものを全部なかったことにしてやり直すことですね
これの合わせ技の爽快感たるや

もちろん1週目の出来事は無駄ではなかった
あれがなければ麻衣さんは心臓に病を抱える女の子の役をやりたいとは思わなくて
それを見た誰かがドナーになろうとは思わなくて
結果的に牧之原さんは永く生きることは叶わなかったわけですから

でも、命を張ってまで助けたかった初恋の人を忘れてしまっていることだけが
見てる人だけが知っているこの世界唯一の悲しい真実だったわけです

それを一言で吹き払う「牧之原さん!」「…はい、咲太さん!」ですよ
からの死ぬ思いまでしてみたかった満面の笑み

これは本当に心にくる

思えば謎が解けるに連れて深まり、麻衣の死で完全に詰んだとわされた(麻衣さんが死んだ時はマジで呼吸が乱れました)話をしてここまで持ってきて
しこりを全て取り払うオチはなかなか拝めないなと思いました


やはり最強は桜島麻衣

言いたいこと最後です
桜島麻衣が最強だった

青春ブタ野郎シリーズの良いところの一つは
シリーズごとにスポットライトの当たるヒロインは変わるけど
絶対にメインヒロインは桜島麻衣なところだと思います

今回は咲太の初恋の女の子、牧之原翔子に対して全く見劣りしない、むしろ過去最高にヒロインとしての格を見せつけてきました

何が強かったって、咲太が車に轢かれそうになった時
咲太を突き飛ばして身代わりになったところです

これは翔子さんにもできなかったことです

その身を投げ出せるほど主人公を愛してることを証明できたヒロインってなかなかいないですよ

愛の程度を示す行動って、恋愛ものにおいて大事な要素の一つだと思います

男性側の例が多いんですが
坂井悠二の「君が好きだ、世界を変えてやると思えるほどに」(新世界を作りながら)とか、
30手前で伴侶失い人生をやり直すことがどれほど残酷なことか、それを理解した上で里香に一緒にいようと言った裕一とか

それに並ぶ想いを見せられたら好きになっちゃうでしょ、麻衣さんのこと
「でも、私の方が好きですよ」の火力が百倍くらいになりましたね

最後に

オタクの叫びを聞いていただきありがとうございました

僕が劇場に行ったのは公開初日の夜だったんですが、なんとすでに特典がなくなっていました
悲しい
でもそれだけ人気ということでしょう
これだけ面白い作品にちゃんと人が寄ってることが素直に嬉しいです

まだ原作も続いてるし、メディア展開も続くといいですね
原作はさらに丁寧に物語が描かれてるとも聞いたので、買っておいてある原作にも時間を作って手をつけていきたいです

いいオチが見つからないので、とりあえずみなさんドナー登録をしましょう!ではまた!

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コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 観測されない通りすがりのゴリラ
    • 2019年06月18日 18:47
    • 5 わかりみが深い
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