
こんにちは
アニメを見ないと犯罪係数が上がる男、ヤブキです
PSYCHO-PASS SSを全部見てきました
三作とも1時間の作品でしたが、見応えがあってどの回も満足でした
一期からもう七年くらい経ったんでしょうか
僕も歳をとって昔とは作品から感じ取るものが多少なりとも変わっているわけなんですが
PSYCHO-PASSは間違いなく昔よりも今の方が楽しめてるなと思います
余談ですが逆に昔の方が楽しめたのは異世界ハーレムものです
ともかくそんなわけで、各話に本当に軽〜く触れたあとに、作品通しての感想、三期への期待を書いていきます
PSYCHO-PASSシリーズは一期放送当時からずっと追ってるくらいには好きなくせに、テレビシリーズや前作の映画はうろ覚えというファン失格な有様なので、そこまで深く作品に突っ込んだ感想にはなりませんがご容赦を
ガンガンネタバレありです
長い記事になりますがよろしければお付き合いくださいませ
各話感想
case1 罪と罰

みんな大好き正義の味方、霜月監視官とギノさんの話
…いや、二期放送当時、霜月監視官は結構嫌われてましたね
僕もそこまでいい印象を持ってなかった気がするんですが、SSの彼女はキャラを崩さずとてもいいキャラになってたなと思いました
ギノさんがイケメンだったと結構話題になってた気がしますし、実際かっこよかったけど、僕は豚なので監視官しか見てなかったです
シビュラ最高〜wとか言ってた彼女がラストで今回も黒幕だったシビュラをぶん殴るシーンは気持ちよかった
case2 First Guardian

まさか征陸さんがまた見れるとは
しかし放映直前、キャラクターだけでなく征陸さんの声優、有本欽隆さんも帰らぬ人となってしまいました
ご冥福をお祈りします
最後に残してくださったこの作品が本当に面白くて嬉しかったです
征陸さんと須郷さんの「私はこの仕事に、正義と信念を感じている」というセリフ、かっこよすぎましたね
受け継がれる意思というか、そういうのに弱いので、征陸さんと入れ替わりで須郷さんが執行官になったってエピローグで痺れました
あと、青柳監視官がイケメンすぎる
惚れた
case3 恩讐の彼方に
登場するだけで視聴者のテンションを上げる男、狡噛慎也
彼の戦闘シーンが一番PSYCHO-PASSを感じるので、ガルシアとの格闘は燃えました
殺し方が泥臭いのもいいですよね
シリーズが綺麗事じゃない世界を描いてるのもあってか、特別な派手さがないナイフ一本の殺し合いが映えるなと思いました
そしてラスト
狡噛の「日本に帰るよ」発言
こんなの三期楽しみになるでしょ
しかも舞台を盛り上げるためじゃなくて、自分の背負った業の終着点として
シリーズ3部作の中で一番楽しめたのはやはり狡噛慎也にスポットライトが当たる、このcase3でした
あとテンジンがかわいい
お風呂シーンもあって満足です
ぐへへ
シリーズを通して
オタク特有の自分語り〜テーマがあるのことの素晴らしさ〜
さて、シリーズを通しての話をする前に、僕がどんなオタクかについて語らねばなりません
僕は話のテーマが一貫してる作品が好きです
ちょっと前に書いたけもフレの話の最後の方で似たことを言いましたが、最近(?)だとジョジョなんかがいい例です
ジョジョを通したテーマは「血の運命」と「人間賛歌」だから、トリシュは父が組織のボスであるが為に命を狙われるし
時に自分が傷を負うことすら厭わない、あらゆる生物の中でも人間しか行わないような”覚悟”ある行動が未来を切り開きます
僕の最も愛する作品、灼眼のシャナも、1巻の敵、フリアグネをはじめとした多くの登場人物の行動原理が「愛」になっています
また、彼らから愛を学び使命に生きるシャナが愛ゆえの戦いに身を投じる
両作ともテーマを一貫させることで、キャラクターの行動や、出来事の結果が説得力を持ち
感動を生んでいるように感じます
PSYCHO-PASSのテーマ
ではPSYCHO-PASSから僕が感じたテーマは何か
これはPSYCHO-PASS SS case2で一番わかりやすく描かれていたと思います
征陸さんのセリフ「俺はこの仕事に正義と信念を感じる時がある」
これに尽きます
case3の感想でも書きましたが、PSYCHO-PASSらしさの一つは綺麗事じゃない世界を描くことにあると思います
実際今回の映画も、3作とも正義と悪は表裏一体といった内容の話が多かった(そもそも正義と悪なんて言葉を使うべきじゃないかもしれませんが)
大きな成果を得るための必要な犠牲だとか、紛争のマッチポンプだとか
そもそもシビュラだってそうです
しかし、そんな善も悪もないような世界にも人間が「信念」を持って、自らが「正義」と信じる行いをすることは
決してこの世の在りようを変えることはできないけれど、それでもそこに意味はある
これがPSYCHO-PASSのテーマかなと、僕は思います
結局テレビシリーズでは、槙島を殺してもシビュラの世界は終わることはなかったし
宜野座は色相が濁り
征陸、縢は死に
狡噛は母国を捨てるとを余儀なくされました
ですが彼らが正義と信じた行いを、無駄だったと感じた視聴者は少ないのではないでしょうか
今回の映画3部作では、各話ともこのテーマを痛烈に感じました
事件の一応の解決は見たものの、case1ではシビュラが糸を引いていたり
case2では関係者の色相は濁り、潜在犯となり
case3の狡噛の行いは「しょんべんを漏らしたことをごまかすために、雨の中踊る男」と同じだ、なんてオチなわけです
これぞまさに僕が見たかったPSYCHO-PASS
人それぞれこの作品の見方はあるかと思いますが
僕はこの作品の素晴らしさはこれだと思います
最後に
三期への期待
さて、先ほどの話
この記事を真面目に読んでくれててかつ映画を見た人なら「今こじつけたな」と思ったんじゃないでしょうか
そう、思えばcase3は結構うまくいった気がします
紛争自体は無くならないと思うけど、重要人物はみんな生きてるし、復讐はなされず、仕組まれたものとはいえ本物の和平が結ばれてる
さらには狡噛は悪霊と決別する覚悟を、日本へ帰ることを決めました
さっき散々ドヤ顔で語ったテーマはお前が勝手に言ってるだけやぞってことか?と思っちゃうくらいの希望ある最後でした
そして三期は新たな執行官を二人加えた公安一係の話
フレデリカさんも一係と関わりがあり、狡噛慎也が再び常守朱と出会うこと必至でしょう
この流れはもしや
狡噛が報われちゃったりするんでしょうか
見たいような見たくないような…
誰が見ても幸せは幸せなんか見たくないし
シビュラの中で生きる狡噛も見たくない
でも今の流れを汲んで、幸せになれる未来も見てみたい
映画のクオリティから、先ほど述べたテーマを大きく崩すことはないと思いますが
狡噛慎也という男の人生に一つの答えがもたらされると思っていいんじゃないでしょうか
楽しみで仕方ありません
ぶっちゃけ2期はそんなにだったから同じようにはなるなよ…
続編のたびに槙島みたいな死んだキャラが出てこないのは寂しがっていますが、そこは映画で観れたことを喜んどきます
おわり
なんか書くことなくなったし、オチが見つからないからここで終わります
よければ皆さんも、この作品を見て感じた「正義と信念」を語ってください
では!
スポンサードリンク
コメント
コメント一覧 (1)